【完全保存版】ビアレッティ(マキネッタ)の「水と豆の量」早見表!サイズ別に徹底解説
「マキネッタを買ったけど、コーヒー粉と水はどれくらい入れたらいいの?」
「3カップ用で1人分だけ作りたいときは減らしていいの?」
マキネッタ(モカエキスプレス)は、ドリップコーヒーのように「1杯10g」といった単純な計算ではありません。
「器具のサイズに合わせた適量(満タン)」で作ることが、最も美味しく抽出する鉄則です。
この記事では、サイズごとの「水と豆の黄金比(グラム数・ml数)」をまとめました。
1. 【サイズ別】水とコーヒー粉の量・早見表
まずは、ご自身の持っているマキネッタのサイズを確認して、以下の表を参考にしてください。
※ビアレッティ公式の「モカエキスプレス」を基準にしています。
| サイズ | 水の量 (ml) 安全弁の下まで |
豆の量 (g) バスケットすり切り |
抽出量 (ml) 出来上がり |
|---|---|---|---|
| 1カップ | 約 50〜60ml | 約 5〜7g | 約 40〜50ml |
| 2カップ | 約 100〜120ml | 約 10〜12g | 約 80〜90ml |
| 3カップ | 約 150〜160ml | 約 15〜18g | 約 120〜130ml |
| 4カップ | 約 200〜220ml | 約 20〜24g | 約 160〜180ml |
| 6カップ | 約 300〜320ml | 約 30〜35g | 約 250〜270ml |
※豆の量は「細挽き」の場合の目安です。焙煎度合いや挽き目によってかさ密度が変わるため、グラム数は前後します。
2. 計量器はいらない?「目分量」で測るのが正解
上記の表でグラム数を出しましたが、実はイタリア人はマキネッタを使う時にはかり(スケール)を使いません。
マキネッタは、器具そのものが計量カップの役割を果たしているからです。
水の量の正解:安全弁の下ライン
タンク(下部)の内側に、ポチッと飛び出ているネジのようなものがあります。これが「安全弁(セーフティバルブ)」です。
これ以上入れると、圧力がかかりすぎた時に蒸気が逃げ場を失い、危険です。逆に少なすぎると抽出圧力が足りず、美味しくなりません。
豆の量の正解:バスケットすり切り一杯
ろうと状のバスケット(フィルター)に、コーヒー粉をふんわりと入れます。
ギュウギュウに押し込む(タンピングする)のはNGです!お湯が通らなくなります。スプーンでふんわり入れて、最後に指やスプーンの柄で平らにならすだけでOKです。
3. よくある質問:量を減らして作ってもいい?
「3カップ用を持ってるけど、今日は1人分だけ飲みたいから、水と豆を半分にして作れる?」
マキネッタは、バスケットが粉で満たされ、タンクの水が適量入っている状態で「適切な圧力」がかかるように設計されています。
量を減らすと、圧力がスカスカになり、薄くて味気ないコーヒー液(ただの茶色いお湯)になってしまいます。
対策:
「大は小を兼ねない」のがマキネッタです。1人用なら2カップ、2人用なら3〜4カップと、飲む量に合わせたサイズのマキネッタを用意するのが、美味しいコーヒーへの近道です。
個人的おすすめは3カップです!
まとめ:器具を信じて「満タン」で淹れよう
マキネッタの計量はとてもシンプルです。
- 水は「安全弁の下まで」
- 豆は「バスケットすり切り」
毎回グラム数を測る必要はありません。この2つの目印さえ守れば、誰でも毎回同じ「黄金比」で美味しいエスプレッソを楽しむことができます。
