【高専は最強の環境!?】~高専のメリット・デメリット~
この記事は、高専への入学を考えている人のために、現役の高専生が高専のメリット・デメリットについて紹介します。
- はじめに
- メリット1:求人倍率20倍!就職がしやすい!
- メリット2:国立大学に進学しやすい!
- メリット3:学びたいことを学べる!
- デメリット1:進路が工業系に限られる
- デメリット2:留年制度がある
- デメリット3:女子が少ない
- まとめ~高専が向いてる人、向いてない人~
はじめに
私は高専に向いている人、向いていない人っていうのがいると思います。
向いている人にとっては高専は素晴らしい環境ですし、向いていない人にとっては苦しい5年間を過ごすことになりえます。
では、どんな人が高専に向いていて、どんな人が向いていないのか、高専のメリット・デメリットをあげて解説していこうと思います。
高専のメリット
- 求人倍率20倍!就職がしやすい!
- 国立大学に進学しやすい!
- 学びたいことを学べる!
高専のデメリット
- 進路が工業系に限られる
- 留年制度がある
- 女子が少ない
高専のメリット・デメリットをざっとあげるとこんな感じです。それでは詳しく解説していきますね。
メリット1:求人倍率20倍!就職がしやすい!
求人倍率というのは一人あたりどのくらいの企業からの求人があるかであり、20倍ということは一人の学生に対して、20社の企業が求人しているということです。
これはほんとにすごいことです。高卒だったらまずありえないし、下手したら大卒よりも求人倍率が高いかもしれません。
高専に入れば就職には困らないといっても過言ではありません。
メリット2:国立大学に進学しやすい!
高専から進学する場合、普通高校とは違って、大学の3年次(一部大学では2年次)に編入という形です。
編入試験は一般試験に比べ、難易度が低いです。
というのは編入試験は受験科目が圧倒的に少ないのです。
多くの大学が英語、数学、物理の3科目を基本としていて、大学によっては化学や専門科目もあります。なので実質3~5科目で受験できちゃうんです!
そもそもセンター試験を受ける必要もなく、その科目だけを勉強すればよいのです。
私自身、文系科目が苦手であり、国語や日本史などの勉強をしなくてよいというのは本当にありがたいです。
また、編入試験は複数の国立大学を受験することが可能です。つまり、たくさんの大学に受験して合格したところに入学するってこともできますし、国立大学のすべり止めに国立大学ってこともできます。
高専からの大学編入は、高校から進学するよりも圧倒的に、進学しやすいと言えます。
メリット3:学びたいことを学べる!
高専では、1~2年生で高校程度の一般科目を勉強し、3年生から専門的な科目が増えていきます。
普通高校の授業は、正直受験のための勉強であると思います。それに対し、高専は3年生以降の専門的な科目に備えた一般科目を1~2年生で習います。
なので、文系科目はあっさり終わらせしまいます。
理系科目が好きな私にとって、余計な勉強をしなくてもいいのはうれしいことです。
また、3年生までは受験勉強に追われるということもなく、自由な時間が多く取れるというメリットもあります。
具体的に、
- 夏休みが長い
- 早く帰れる
私の高専の場合、夏休みが約1ヵ月半もあり、この期間を利用してインターンシップに行ったり、海外留学に行ったりする学生がたくさんいます。
現に私も今年の夏休みにニュージーランドへ留学してきました。
学校でさまざまな留学プログラムが用意されており、留学しやすい環境が整っています。
また、早く帰れるについてですが、学校にもよるかもしれませんが、私は月曜日から金曜日まで毎日14:30には授業が終わり帰ることができます。
なので放課後は、部活をしたり、資格の勉強をしたり、自分のやりたいことをする時間がたっぷりあります。
高専にはやりたいことをやれる環境が十分にあります。
デメリット1:進路が工業系に限られる
高専というのは工業系の学校(高専によってはほかの分野もあるかも)であるので、やはり進路は工業系の企業や大学の工学部に限定されてしまいます。
なので、高専に入学してからやっぱり医者になりたいなどと思っても進路を変えることは難しいです。
もし、将来は工業の分野で仕事をしていきたいと決めている人がいれば、あまりデメリットではないかもしれません。
デメリット2:留年制度がある
高専には留年制度があるっていうのが普通高校との大きな違いですね。
毎年何人かが私の学校でも留年しています。
でも、その留年する人たちって授業中ずっと寝てたり、テスト勉強をほとんどしなかったり、やる気がない人たちなんですよね。
しっかりと勉強して、留年した人なんて聞いたことはありません。
高専に合格するということは少なくとも中学では頭のいいひとだと思うので、やる気さえあれば留年はそんなに心配しなくていいと思います。
デメリット3:女子が少ない
これに関しては、高専に限らず工業系の宿命ですよね。やっぱり高専は女子が少ないです。
普通高校のような男女比1:1の青春を味わいたいなら、高専では難しいかもしれませんね。
ただ、建築系の学科なら女子は多めなので、その心配はないと思います。
ちなみにですが、高専には女子が少ないが故の「高専病」というものがあるようです。
まとめ~高専が向いてる人、向いてない人~
まとめるとこんな感じです。
高専が向いている人
- 将来は工業系の会社で働きたい。
- 大学の工学部に進学しようとしている。
- 自分の好きな分野の勉強をしたい。
高専が向いていない人
- 将来どの分野に進みたいかまだ決めてない。
- 勉強が嫌い。
- 男女比1:1じゃなきゃヤダ。
高専には自ら成長できる環境があるので、やる気があれば大きく自分を成長させることできます。
この記事が進路選択の手助けになれたら幸いです。